仕事の壁、家族の壁など世界一周するにあたって立ちはだかる壁。
その中で私にとっての最大の壁は「父親」です。
大学時代に日本語教師の資格を取得した私は(正確には日本語教師養成講座420時間コース修了)、卒業後それを生かして海外で生活したいと考えていました。
しかし父親の猛反対に遭い、断念。
どうせ反対されるだろうと諦め半分、何がなんでも行くという強い意志や、父親を納得させるだけの説得力を持ち合わせていなかった事が要因なんですが(汗)
という具合に海外で暮らす系は基本的にNG。
そんな過去の経緯もあり、世界一周へ行く事を内緒にして出発しようかとも考えていたのですが
・実家暮らしではないにしても、1年以上全く顔を見せないのは不可解
・何かあった時の為に、予め知らせておかないと後々面倒な気がする
上記2つの理由から、父親に打ち明ける事は以前から決めていました。
打ち明けたところで、大賛成してくれる確率は皆無
呆れ半分に「好きにすれば」と言ってくれればまだいい(目標はここ)
怒られる可能性も否定できない
もし激怒されて駄目だと言われたら?
前なら諦めていたけど今回は、「了承は得れずとも行く」という意志を固めている。
きっとまた反対されるだろうなと、どこか遠慮して長期の旅行や移住は「いつか」「そのうち」と先延ばしに過ごしてきた20代
だけど、これは私の人生だから、もう先延ばしにしたくないし、していられない(体力的に笑)
最大限「伝える」という行為をして、最善を尽くしたら、後はきっと父親自身が納得するかどうかの問題だから。
ちなみに、母親に打ち明けた時の第一声は
「危ない。大丈夫なの?」でした。
改めて先日「出来れば行って欲しくないよ。だけどあなたの人生だから・・・」という話をされました。心配するのは当然だろう。
母親=(賛成はしていないが)反対はしていない状況。
こういう時は味方が多いに限る。
私には頼りにしている弟がいるのですが、世界一周を計画している事と、それを父親に打ち明ける時力を貸して欲しいというメールをしたところ
「全面的にバックアップさせて頂きます」と返事が返ってきた。
端的だけど、非常に心強い。
イメージ的には、スタートをゲットして無敵になったマリオの気分。
それは言い過ぎだが、弟の協力を得れたことで
ずっとずっと憂鬱で仕方なかった父親へ打ち明けるという世界一周準備最大のミッションに光が射したかもしれない、
そんな期待を持ちつつ、実家に向かう電車へ乗り込んだ8月前半の出来事です。
後編ではいよいよ父親に打ち明けます。